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美味しい食べ方

飛騨高山ラーメンの美味しいつくり方、トッピングについて、そして更にこだわる方への心得をご案内します。

おいしい作り方(1人前)

鍋に約2リットルの湯を沸かします
濃縮スープと丼は、あらかじめお湯で温めておきましょう。写真のように丼に濃縮スープの袋を入れてお湯を注げば一石二鳥。
チャーシュー・メンマ付の場合、袋のままスープと一緒に温めてください。
麺をほぐす
鍋の上でほぐしても良いのですが、あわてないように先に袋から出して固まりにならないようほぐしておきます。麺をちぎってしまわないようやさしくやさしく。
沸騰したお湯を丼に添付のスープの素を溶かす
たっぷりのスープで召し上がっていただく為、濃縮スープが多めに入っています。
目安として360ccのお湯で溶かすのですが、スープ全量使い切らずにお好みの濃さに調節しながら溶かしてください。

スープを作った残りのお湯で麺をゆでる
出来るだけ多くの沸騰したお湯で麺をゆでます。
ゆで時間は約1分。但し、お好みの硬さかどうかチェックしてくださいね。
堅さが分からないときはちょっとちぎって食べてみる。これが一番です!
麺はよくお湯を切りスープの入った丼に移す
好みの堅さにゆで上がりましたらよくお湯を切り、先に用意したスープの入った丼に移してお召し上がり下さい。 あまり湯切りをすると麺と麺がくっついて固まるから注意!
盛りつける
ねぎ、メンマ、チャーシューを好みに応じてトッピングすると一層美味しく召し上がれます。



積極的に調理法を工夫してより一層美味しく食べてください。

トッピングについて

具はシンプルが一番!
具はチャーシュー、メンマ、ネギ、ゆで卵のみがベスト。このシンプルさがしょうゆ味の和風スープと細めのチヂレ麺によく合います。
市販のラーメンの具のセットなどは調味料の味が強すぎて飛騨の中華そば本来の味を損なってしまいます。これだという具が揃わなければネギだけで食べる方がおいしく召し上がれますよ。
チャーシューについて
ちょっと高いですがお肉屋さんやデパートに売ってある自家製のチャーシューがおすすめ。パック売りの物なら豚バラ肉のチャーシューであまり味付けをしていないものを探してください。原材料表示を見て生姜などで臭み消しをしてあったり、ダシにつけこんであるものはスープの味が変わってしまうのでNG!
チャーシュー・メンマ付なら簡単にお楽しみいただけます。
メンマについて
水煮もしくは塩漬けにしたメンマを茹でこぼし、臭みを取ってから醤油だけで煮たものが一番!メンマを手で細く裂いてから使うと、飛騨の中華そば屋さんののメンマに近い感じになりますよ。
チャーシュー・メンマ付なら簡単にお楽しみいただけます。
ネギについて
霜の降りる時期になると柔らかくて味の濃い飛騨ねぎが市場に出回ります。シャキシャキとしてあまーい飛騨ねぎは中華そばにはかかせません。手に入らなければ普通のネギでも。できるだけ白い部分が太くて柔らかそうなものを選んで下さいね。
旬のものをまとめ買いし、天日によーく干して保存しておくと便利ですよ。
仕上げは黒コショウで
これは好みにもよるのですが、ラーメン用に売ってある「ラーメンこしょう」よりも黒コショウをおすすめします。わが家ではGABAN社のブラックペッパーを使っています。香りが良くて、母の代からかかせません。
おまけ1(酢)
飛騨で中華そばのお店にはいると大体備え付けの酢があります。これをスープに少したらすとさっぱりしていておいしいですよ!抵抗がある人は食べ終わってから残ったスープで試してみては?
おまけ2(さきいか)
私は小さい頃から中華そばにさきいか(おつまみ用の白くて柔らかいアレです)を入れてスープに浸して食べるのが大好き。人に言うと「ゲッ」とか「えーっ」と言われてしまいますが、誰か試してみてください。絶対おいしいと思うんだけどなぁ。

さらにこだわる人のための心得

さらに美味しく召し上がるためには下記の注意事項をよく読み、甲斐性を出して上手に作って食べてください。上手くいかなくても決して人の所為にしたり商品の所為にしてはいけません。

  1. 全神経をこれから創るラーメンに注ぐ事。
  2. 邪魔が入らないようにバリアーを張る。
  • 携帯電話の電源を切るか、留守モードにする。
  • 自宅電話を留守電に切り替える。
  • 玄関外に、〈例〉「只今取り込み中!緊急の場合以外は、30分後に再度お越し下さい。」の札を吊るす。
  1. 創り始めから食べ終わるまで目を離さない、箸も離さない。
    それには自分で集中できる環境を作ることです。上記(1.)(2.)のことぐらいは最低限実行して集中しよう。段取りよく準備し、手際よく創るのも美味しいラーメンを食べる為の甲斐性です。
  2. 使用する湯は必ずよく沸騰させ、カルキを抜く。
    高山は非常に水の美味しいところです。水道水でもその辺のミネラル水より美味しいと思います。使用する水に自信がない場合にはよーく沸騰させてカルキを飛ばそう。
  3. 濃縮スープ及び、使用する丼はあらかじめ湯煎にて暖めておく。
    たっぷりのスープで召し上がっていただく為に、濃縮スープの量も多くしています。これを暖めることにより仕上がり温度の低下を防ぐとともに、中身もスムーズに取り出せます。どんぶりも暖めておくと仕上がり温度の低下を防ぎあつあつのラーメンになります。こっそり、ラーメン屋さんの作っているところを覗いてみると必ず丼を暖めていますよ。意外と忘れてしまう美味しいラーメンの重要なポイントは温度です。
  4. 麺を優しくほぐす。
    麺が固まってしまわないようにする為によくほぐします。 ほぐすといっても引っ張ったりしてちぎってしまわないこと!
    ビシッと決めたヘアースタイル、でも頭がかゆい!そんなときどうしますか?小指をそーっと髪の間にくぐらせてピンポイントでかゆいところを掻くでしょう?
    その要領で麺と麺の間に指をそっと入れて麺をほぐしてください。
  5. 茹で上がり時間はあくまでも目安である。
    麺を茹でるお湯の量は最低でも2リットル。できるだけ多いお湯で茹でること。さあ、家中で一番大きなおなべを探し出してお湯を沸かしましょう。お湯が多いほど、麺を茹でるときのお湯の温度低下を防ぎ、芯までまんべんなく茹で上がります。高山は標高600m。その標高での湯の沸点とその温度での茹で時間です。すなわち、標高が高いほど沸点は下がります。あなたが作る場所の標高を考慮し、その温度と、茹で時間を学習し、一番よい時間を割り出し実行して下さい。それには、一作品毎のデータの記録と、茹でている間の麺のこまめなチェックが必要です。自分にあった固さに仕上げてください。見た目の目安としては、麺を沸騰した湯に入れて沈んだ麺が「ふわー」と浮いてきた頃かな?
  6. 濃縮スープだからこそ本店より旨くできる。
    人が美味しく感じるのはいかに自分に合った味であるかどうかである。標準的に美味しいものはあっても、もう少しという欲は必ず在るもの。そこで、本店で食べる標準的美味しいものより、自分にあった美味しいものを創ろう。それには、自分的に濃度の調節が出来る濃縮スープは持って来い。ストレートスープだと店の味のままは出来るけれど、濃くしたり薄くしたりは出来ない。湯で薄めることを前提にある濃縮スープなら自在に調節可能。あらかじめ少し濃い目にしておき序々に薄く調節して自分にあった濃さにしよう。
  7. トッピングはそれぞれ好みに応じて